にわプロ The International出場チーム紹介 Alliance編
今回はヨーロッパの強豪である「Alliance」編
独自の戦術を持つチーム
Alliance
詳しい内容は
Alliance - Liquipedia Dota 2 Wiki
参照
概要
2013年からあるスウェーデンのチーム
[A]と略されることもある
初期メンバーは現在と同じスウェーデン人のLoda、s4、AdmiralBulldog、EGM、Akkeで当時のスウェーデンの優秀なプレイヤーを集めた形となった
結成後あらゆる大会で優勝や上位入賞を果たす
そしてTI2013で前年準優勝であった「Natus Vincere」に勝利し、初出場ながら優勝を果たす
2014年に入ってからも調子を落とす時期もあったが、優勝や上位入賞を果たす
しかし運命の分岐点となったTI2014
全大会王者として臨んだ この大会でグループステージ敗退で11-12位という結果で終わってしまう
TI後、s4はヨーロッパドリームチームである「Team Secret」に移籍し、EGMは「Team Tinker」というカナダのチームに移籍することに
二人の抜けた穴は2015年に入るまで決まることはなく、大会は毎回メンバーを変えて出場していた
2015年
EGMは1月に一度戻ってくるが、5月に再び移籍してしまうことに
AdmiralBulldogはひと月ほど「Team Tinker」に駆り出され、かつて一世代を気付いたメンバーはLodaとAkkeを除いていなくなってしまった
そしてTI2015のヨーロッパ予選で惨敗しチームは死んだかのように思えた
しかしTI2015を終えた後、s4が「Team Secret」での戦いを終えて帰還
Frankfult Majorではヨーロッパ予選を抜けて出場するも9-12位という結果に終わる
そして12月にはEGMが長い修行を終えて帰還
かつてのTI優勝メンバーであり、初期のメンバーが全員そろった態勢になった
2016年
年始一発目のStarLadder i-Leagueで優勝
Shanghai Majorでは7-8位、Manila Majorでは9-12位という結果に終わり、EPICENTER、ESL One Frankfultでは5-6位という結果に
TI2015以降あまりいい結果を残せていないせいかTI2016には招待されずに
その結果にAkkeが怒っていた
そしてヨーロッパ予選のプレーオフを優勝しグループステージに進出した
チームのイメージは、独特なPush戦術です
特にOffプレイヤーであるAdmiralBulldogが特徴的
イニシエートタイプのOffではなく、RatタイプのOffプレイヤーなのです
敵本陣に奇襲を仕掛けてBarracksやAncientを叩き壊すということが何度も見られる
個人的な感想を正直に述べると、今のパッチに全く合わない戦術をとっているのに、ここまでトップシーンで活躍できていることに驚きを隠せないでいます
また割とグループアップが早い印象もあります
既にLower Bracketに落ちていますが、ここから奇跡の逆転優勝はあるのでしょうか
メンバー
※使用Heroは僕の独断と偏見で最近よく使っていたり、得意そうなHeroです
選手名 | ポジション | 出身地 | 使用Hero |
---|---|---|---|
Loda | Carry |
Lifestealer/Juggernaut/TerrorBlade |
|
s4 | Mid |
Puck/Batrider/Magnus |
|
AdmiralBulldog | Solo Off | Nature's Prophet/Bloodmother/Lone Druid | |
EGM | Support | Io/Rubick/Shadow Demon | |
Akke | Support | Chen/Keeper of the Light/Enchantress |
Loda
「Alliance」結成当時から一度もチームを移籍していない唯一のプレイヤー
正直なところCore3人の中で一番影が薄いかもしれない
思い切りのいいプレーもあったり積極的に前線に立つ人
しかしそのせいで真っ先に死ぬこともあるし、集団戦でダメージを出せずに終わってしまうことも
TIには4回目の出場
s4
「Alliance」結成時のメンバーであり、「Team Secret」の結成時のメンバーでもある
Puckプレイヤーであり攻撃的Midプレイヤー
OffのAdmiralBulldogがイニシエートタイプのHeroをあまり使わないため、Batrider、MagnusなどのイニシエートタイプのHeroを使うことも多々ある
基本的にはMid Heroを多数使うことができ、便利なプレイヤーである
Solo Killを狙うプレーや正確に相手のSupportをエイムすることにも長けている
TIには4回目の出場
AdmiralBulldog
結成時から所属している数少ないプレイヤー
ひと月だけ「Team Tinker」に駆り出されていたこともある
僕はこの人が「Alliance」の象徴であると思う
ほかのOffプレイヤーと同じようにイニシエートタイプのHeroを使うこともできるが、やはりこの人が輝くのは複数ユニットを使うHero
特にNature's Prophetを使わせると右に出るものはいないと思う(しかし今は強いパッチではないので見ることはできないと思われる)
圧倒的なマクロ操作の上手さは世界一といっても過言ではないだろう
TIには3回目の出場
EGM
結成当時のメンバーでありながら、最もチームから離れていた時間の長いプレイヤー
「Alliance」の難しいHero担当
割と攻撃的なSupportプレイヤー
この人もなかなかのRubick使いである
とてもユニット操作が上手で優秀なSupportプレイヤー
IoやRubickといった使い手を選ぶような難しいHeroを使いこなす
TIには3回目の出場
Akke
結成当時のメンバーでありLodaとともに所属し続けているプレイヤー
「Alliance」の簡単なHero担当
バランスの取れたSupportプレイヤー
状況によってプレースタイルを変えることができる
基本的には守備的なHeroを使うことが多い
TIには4回目の出場
まとめ
ヨーロッパの強豪である「Alliance」
独自のPushチームである彼らが復活の優勝を遂げることはできるのか
ほとんど信頼性が失われている次回予告ですか、次は東南アジアの強豪である「Fnatic」の紹介
ほなまた